まずはここから
そもそも「ブラックロック」って何者?
ブラックロックは、
このレポートは何のためのもの?
ひとことでまとめると——
「豊かさ」への道は、「足りない」を通る
提案されている「3つの投資テーマ」
AIの「足りないもの」をおさえる
レポートは、AIをめぐる
- ① AIはバブルじゃないの?
株価が大きく上がったぶん、期待外れは許されにくい。だから企業が本当に利益を出せているかのチェックがますます重要に。 - ② AIのコストはどうなる?
AIモデル自体は安くなって普及が速まるかもしれない。それでも、計算力(コンピュータの力)はまだ需要に追いついていない。 ③ 得をするのはだれ? モデルを作る会社、クラウド、チップ、電力、データセンターの持ち主……もうけの取り分はまだ決まっていない。テクノロジー業界の外に新しい収入源が生まれる可能性もある。
だからどう投資する?
勝者が多く生まれそうな 米国株を全体として多めに 持つ。 ただしAI関連の中でも、役割(チップ、データセンター、クラウド、ソフト)ごとに 勝ち組と負け組の差がどんどん開いている 。平均を買うだけでなく、銘柄を選ぶ「 」の出番。 チャンスは米国の外にも。 や小型株 の中にも掘り出し物がある。
「利息」でしっかりかせぐ
ただし「長い貸し出し」には要注意
国の借金が増えて国債が大量発行されるので、投資家は「長く貸すならもっと上乗せしてよ」という追加報酬( ターム・プレミアム)を求めるようになる。これは長期債の価格に不利。 昔は「株が下がると長期国債が上がって守ってくれる」というクッションの役目があった。でもインフレがしつこい時代には、この守りが効きにくい。 長期債は"自動でついてくる保険"ではなく、量をよく考えて持つリスク になった。だから利息目当てなら 短め〜中くらいの期間 がおすすめ。リスクのわりに利息がしっかりもらえる。
貸す相手の選び方(クレジット)
「ジャンル分け」にとらわれない
代表例:インフラは「3つの追い風」の交差点
AIの需要 — データセンター・電力・送電網がもっと必要になる。 国どうしの分断 — もめごとが増えると「自分の国に設備を持つ」価値が上がる。港などもそう。 エネルギーの転換 — 新しい発電所・蓄電・送電網づくりが必要。
つまりインフラは、
ポートフォリオ(財産の組み合わせ)の作り方3ステップ
まず世界全体に幅広く分散する ——ここがスタート地点。 - そこに
「テーマ」への意図的な上乗せ をする(例:インフラ、AIの足りないもの)。 最後に 「乗り物」を選ぶ ——か指数連動か、上場か非上場か、株か か。乗り物選びまでが投資判断のうち。
未来を枝分かれさせる「6つの大きな問い」
5つの「考え方」→「じゃあ何を買う?」
→ だから:
→ だから:
→ だから:
→ だから:
→ だから:
全資産スタンス一覧:何を「多め・少なめ」にしてる?
株(世界の国・地域べつ)
国債(国への貸し出し)
クレジットなど(会社などへの貸し出し)
用語ミニ辞典
株(株式) 会社のオーナー権のかけら。会社が成長すると価値が上がり、配当というお小遣いがもらえることも。
債券(さいけん) お金を貸したときの「借用書」。約束した利息を受け取れる。満期まで持てば元本が返ってくるのが基本。
国債 国にお金を貸す債券。日本国債、米国債など。国が相手なので比較的安全とされる。
社債・クレジット 会社にお金を貸す債券。会社などへの「貸し出し」投資ぜんぶをまとめて「クレジット」と呼ぶ。
金利 お金のレンタル料。高いほど、貸す側は利息が増え、借りる側は返すのが大変になる。
- インフレ
モノやサービスの値段が上がりつづけること。同じお金で買える量が減っていく。
スプレッド(上乗せ金利) 安全な国債にくらべて、どれだけ余分に利息をもらえるかの差。危ない相手ほど大きくなる。
- ターム・プレミアム
「長い期間貸すなら、そのぶん上乗せしてよ」という追加報酬。これが増えると長期債の価格は下がりやすい。
物価連動債 インフレに合わせて受け取りが増える国債。値上がりの時代の守りに使われる。
ハイイールド債 利息は高いが、返してもらえないリスクも高めの債券。「高利回り債」とも。
MBS(住宅ローン関連債) たくさんの住宅ローンをまとめて債券の形にしたもの。米国では政府系機関が関わるものが中心。
新興国 これから経済が大きく成長しそうな国々。ブラジル、インド、インドネシアなど。
- インフラ
電気・送電網・道路・港・データセンターなど、社会の土台になる設備。料金収入が安定しやすい。
- データセンター
AIの頭脳が入った巨大なコンピュータ倉庫。動かすのに大量の電気を使う。
半導体(チップ) コンピュータやAIの「脳みそ」になる部品。作れる会社が世界でも限られている。
- ボトルネック
ビンの細い首のように、全体の流れを詰まらせる場所。足りない資源・設備のこと。
- オーバーウェイト/アンダーウェイト
基準より「多めに持つ」「少なめに持つ」というプロの言い方。強気・弱気とほぼ同じ意味。
アクティブ運用 平均(指数)に勝とうと銘柄を選ぶ運用。指数にそのまま連動させるのはインデックス運用。
プライベート市場 証券取引所に上場していない会社や資産への投資。売りたいときにすぐ売れない代わりに、うまみを狙う。
- ヘッジファンド/VC
ヘッジファンドは上げ相場でも下げ相場でも利益を狙うプロ集団。VC(ベンチャーキャピタル)は生まれたての会社に投資して育つのを待つ。
地政学 国どうしの位置関係や対立が、経済やモノの流れに与える影響のこと。
- アルファ
市場平均を上回る成績のこと。プロの腕前で上乗せする部分。